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日加タイムス e-nikkaのメールニュース。（2013年10月17日の配信）

日加タイムス e-nikkaのメールニュース。（2013年10月17日の配信）

2013年10月18日(金) 7:41
カテゴリ: Facebook, Twitter, e-nikka, お知らせ, カナダ, スポーツ, トロント, 北海道人, 北米, 国際, 地震, 日本, 日本映画, 映画, 津波, 観光, 音楽
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トロントから、
e-nikkaメールニュースが配信されました。

日本の皆様にお知らせします。

今週のe-nikkaから
2013年（平成25年）10月17日号

日加タイムス e-nikka
編集長・色本信夫

天然ガスに関する日加協力声明に署名を終えて握手する茂木敏充経済産業大臣（左）と連邦政府のジョー・オリバー天然資源大臣（10月11日、バンクーバー）撮影：妹尾翠　【「今週のトピックス・日加エネルギー協力」をご覧ください】

11月５日からカナダ全国のYTVで放送が開始される日本スタイル子供中心のテレビ番組「JAPANIZI」で司会をする Yoshi（ニューヨークの天尾ヨシさん＝左）とジャッジ役の Masa（トロント在住の橋本昌幸さん）　【「今週のトピックス・ユニークなゲーム」をご覧ください】

設立50周年を迎えたモントリオールアカデミー会はその功績がたたえられ、新井辰夫モントリオール総領事（前列右端）から在外公館長表彰を受けた。会員の皆さんと、左端は会の創設者、柴田ヘンリー隆典マギル大学名誉教授（写真提供：モントリオール総領事館）　【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

トロント日系文化会館（JCCC）東日本地震救済基金から奨学金が岩手県立大学の学生５人に贈られた。同大の中村慶久学長（左）とシャリ・ホサキ基金委員長（2013年２月）写真提供：JCCC 　【「今週のトピックス・ホサキ委員長インタビュー」をご覧ください】

バンクーバー市内の街角の屋台からスタートし、ニューヨークにも進出したホットドック専門店「JAPADOG」（撮影：Hiromi Yamazaki）　【「世界の街角から・ニューヨークへ行こう！」をご覧ください】

【視点】

超高層コンドミニアム完成を前に建設ブームを考える

住居用の高層ビルとしてはカナダで一番高い建物が、完成を間近に控え、市民の間で話題を呼んでいる。
トロントのダウンタウン、ヤング・ストリートとジェラード・ストリート角に建設中の78階建て「Aura Condominium」だ。歴史的建造物で知られる College Park のすぐ南側に位置する。高さは、275メートル。もちろんCNタワー（553m）には及ばないが、周囲のビル群の中ではずば抜けてそびえる存在となる。
今年12月にはおおかたの建設工事は終了し、あとは内装の仕上げとなる。このコンドミニアムには、985ユニットが収まり、来年秋までにおよそ2,000人の住人が移って来る予定だという。ユニット購入者の多くがプロフェッショナルの人で、勤務先に近いからというのがその理由だとか。また、ライアーソン大学など学校が近いからという人もいるそうだ。
コンドミニアムのユニットは、もっか売れ行き好調だという。上階にあるペントハウス部分は１ユニットの価格が100万ドル前後。いちばんトップの豪華ペントハウスは面積が１万1,300スクエアフィートと広々しているが、お値段のほうも1,830万ドルとかなりの金額である。窓外の景色はトロントの市街が一望のもとに見渡せて快適そうだ。やはり、見晴らしの良い景色を楽しむには、それなりの元手が必要ということか。
Aura Condominium に限らず、トロントは今、コンドミニアムブームに湧いているかのような観がある。とくにダウンタウンからウオーターフロントにかけての地域では、この数年の間に、ガラス張りでモダンな背高のっぽのビルが雨後の筍（たけのこ）のようにニョキニョキお目見えしている。
また、「オネスト・エド」店創始者、故エド・マービッシュ氏の息子で、今やトロントの劇場・演劇界を取り仕切っているビジネスマン、デービッド・マービッシュ氏が、市内キング・ストリート・ウエスト地区の開発をうたって、この地区に超モダンで芸術的デザインのコンドミニアムを何棟か建設する計画を立て発表している。まだ当局からの認可が下りていないが、もし、これが実現したら、この界わいは大きく様変わりすることは間違いない。
古くてあまり利用されていない市街地を開発することによって、地区の活性化を促進するメリットはあるだろう。しかし、その一方で、トロントには由緒ある貴重な歴史的建造物があることが市民の心の癒やしとなっているとして、これらが取り壊されたり、高層コンドミニアムの陰に追いやられる事態を憂える市民もいる。
いわく「一部の人たちの金儲けのためにコンドミニアムが建てられ、大勢の市民が享受すべき公共の場所を奪われるのは納得がいかない」。なかには、「トロントは Cond-Slum（コンドミニアム・スラム）と化しつつある」といった厳しい意見を言う人もいる。
新しいものを創り出して生活をより便利にすることと、古き良き歴史的遺産を守り心の糧（かて）にすること。この二つのテーマはそう簡単には答えが出ないのかも知れない。

【編集部より】
トロントのコンドミニアム建設ブームに関して、あなたのご意見をお寄せください。宛先は、iromoto＠nikkatimes.ca

それでは、今週も「e-nikka」ご愛読ください。

＜今週のトピックス＞

【ユニークなゲーム】
日本スタイル子供中心のテレビ番組「JAPANIZI」
11月５日（火）からYTVで放送開始

【インタビュー】
JCCC東日本地震救済基金から
岩手県立大学生５人に奨学金
シャリ・ホサキ基金委員長に聞く

【カナダ事件簿】
億万長者ハリー・オークス惨殺事件（その１）
ゴールドラッシュで夢を追い金鉱掘り当てる

【世界の街角から】
ニューヨークへ行こう！
日本探しに夢中編

【日加エネルギー協力】
茂木経済産業大臣、バンクーバー訪問
カナダとの天然ガスに関する協力声明調印

【今週のおすすめ本】
こんなにも優しい、世界の終わりかた
市川拓司／著　小学館

＜読者ひろば＞

今年のトロント地域の紅葉、少し異変が・・・
昼と夜の温度差が少ないのが原因？

＜コミュニティー・ニュース＞

奥田紀宏カナダ大使夫妻、BC州を公式訪問
バンクーバーで視察・講演・日系メディア記者会見

50周年迎えた「モントリオールアカデミー会」
功績たたえ新井総領事から在外公館長表彰

日本で絶賛上映中「舟を編む」
11月14日（木）JCCCで特別映画会

カルガリー在留邦人安全連絡定期協議会
今夏のアルバータ州大洪水などを議題に対策討議

「第６回日本書道公募展」授賞式＆作品展
11月10日から23日、JCCCギャラリー

＜カナダニュースダイジェスト＞

「短編小説の女王」アリス・マンローさん、ノーベル文学賞受賞

エジプトで逮捕されたカナダ人男性２人釈放、８週間ぶり帰国

＜暮らしインフォ＞

11月３日（日）から冬時間

ビザに関連した英語取得コースもあります
リッチモンドヒルの「Royal Ivy Academy」

＜おでかけガイド＞

秋のフード&クラフトバザー
10月19日（土）オリオール・ヨークミルズ合同教会

こども祭り「ウインターマジック」
11月23日（土）ヤング・ダンダススクエア

Ice、Wine ＆ Dine ウインターマジック祭り
11月22日（金）トロント・ダウンタウン

ビンテージ衣装／テキスタイル展示・販売会
10月20日（日）ウィッチウッド・バーン

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