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日加タイムス e-nikkaのメールニュース。（2013年10月10日の配信）

日加タイムス e-nikkaのメールニュース。（2013年10月10日の配信）

2013年10月11日(金) 6:47
カテゴリ: Facebook, Twitter, e-nikka, お知らせ, アジア, カナダ, スポーツ, トロント, 北海道人, 北米, 国際, 地震, 日本, 日本映画, 映画, 津波, 観光, 音楽
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トロントから、
e-nikkaメールニュースが配信されました。

日本の皆様にお知らせします。

今週のe-nikkaから
2013年（平成25年）10月10日号

日加タイムス e-nikka
編集長・色本信夫

カナダ人落語家・桂三輝（かつらサンシャイン）さんは北米20都市ツアー「千秋楽」のトロント公演を前に、奥田紀宏カナダ大使・啓子夫人（右側）からねぎらいの言葉が贈られた。左端はサンシャインさんの妻・北川千穂さん（10月４日トロント総領事公邸での慰労会にて）　【「今週のトピックス・落語ツアー」をご覧ください】

80年を経た恩師と教え子。戦前1930年代、バンクーバー日本語学校で教師を務めていたトロントの上高原ふみさん（中央）の105歳の誕生日を祝って当時の教え子たちがバースデーカードを贈り「ハッピーバースデー」を歌った（10月６日、トロント日系文化会館「一世デー」会場にて）　【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

モントリオール世界映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞した「利休にたずねよ」関係者の記者会見で質問に答える（左から）田中光敏監督、女優・中谷美紀さん、右端は原作者の山本兼一氏（９月２日）ココ・モントリオール誌より　【「今週のトピックス・インタビュー」をご覧ください】

東日本大震災で漂着したがれきの清掃作業をする「ジャパン・ラブ・プロジェクト」のメンバーたちと取材のテレビ局クルー（９月26日、BC州バンクーバー島ユクルーレット沖の離島にて）リポート・妹尾翠　【「今週のトピックス・がれき清掃」をご覧ください】

陶磁器とワインの町、ドイツ東部マイセンの街並みとエルベ川。右側はマイセン大聖堂とアルブレヒツ城（撮影：中村智子）　【「世界の街角から・マイセン」をご覧ください】

【視点】

改修工事のユニオン駅、膨れ上がる予算が頭痛のタネ

ふだんはあまり利用しないトロントのユニオン・ステーションで、先日、地下鉄を降りてみて驚いた。ものすごい大規模な改修工事が行われている。
ここは、TTC（トロント交通局）の地下鉄、トロントと周辺の地域を結ぶ通勤列車GOトレイン、カナダ全国の各都市を結ぶ鉄道網VIAなどが発着するハブ（Hub）ともいえる駅で、文字どおり交通機関の要（かなめ）となっている所だ。
ヨーロッパの古都で見られるような荘厳な石造りの建物は駅の風格を存分に備えているのだが、今は、駅の地下と周囲は大工事現場と化している。地面は深く掘られ、掘削機がフル稼働、鉄骨がむき出しに突き出ている。とても荘厳な駅舎の姿を眺める心の余裕などない。
地下鉄や通勤列車、あるいはVIA鉄道でユニオン駅に到着した乗客は「工事のため通り抜け禁止・迂回」のサインをいくつも通過してやっと地上に上がることが出来る。あるいは、周辺のビルに通じる地下道に入り込んでいく。
この改修工事計画は、まず、2009年にトロント市議会が総工費予算６億4,000万ドルで認可した。財源は市が半額負担、残りはGOトレイン、VIA鉄道、連邦政府運輸省が負担するというものであった。工事は2010年６月からスタートした。ところが、最初の予算どおりに行かないのが世の常。その後、フロント通りからウェリントン通りまで地下の歩行者用通路の新設などの名目で7,500万ドルが追加され７億1,500万ドルに上がった。
そして、つい先日10月８日、メディアは一斉に「工事費が8,000万ドル増額されて７億9,500万ドルに膨れ上がることになる」と報じた。これには、市議会の中から「トロント側の負担をこれ以上増やすべきではない」とかみつく議員も出てきた。市民としても、増え続けるユニオン駅改修予算のため自分たちが納めた税金が使われるのは納得がいかないという意見が少なくない。
ユニオン駅の利用者は、現在、１年間のべ6,500万人とされており、８年後の2021年にはその２倍の年間のべ１億3,000万人に達するであろうと予測されている。
これだけ多くの乗客に対処する方策として、地下鉄ユニオン駅のプラットフォームをもう一つ建造する計画がある。
新設される地下通路を「Underground Retail Concourse」として商店街にする計画も進んでいる。さらに、ハーバーフロントなどがあるウオーターフロントまで通じる地下通路を造り、利用者が歩いて容易にオンタリオ湖畔に行けるよう設計が行われているそうだ。
市側では、地下の商店街などで営業する店舗から得る賃貸料（レント）などの収入で、工事費にかかる負担を軽減できると期待する。
一連の改修工事は2016年末までには完了する予定だという。不便を我慢するのはあと３年間だ。もうこれ以上、工事費が増えないことを願いつつ、トロントの鉄道の表玄関、ユニオン・ステーションが立派な姿でお目見えすることを期待しよう。

それでは、今週も「e-nikka」をご愛読ください。

＜今週のトピックス＞

【インタビュー】
モントリオール世界映画祭で最優秀芸術貢献賞受賞
「利休にたずねよ」田中光敏監督、原作者の山本兼一氏

【世界の街角から】
陶磁器とワインの町
ドイツ東部マイセン

【東日本大震災】
ジャパン・ラブ・プロジェクト
BC州ユクルーレット沖の離島でがれき清掃作業

【落語ツアー】
桂三輝サンシャインさん北米20都市巡演
「千秋楽」はトロントで華やかに・・・

【今週のおすすめ本】
ロスジェネの逆襲
池井戸潤／著　ダイヤモンド社

＜読者ひろば＞

秋のビーチ・スタジオ・ツアー
山本のりこさんが彫刻で参加

中村路子さんらアーティスト３人のスタジオ展
10月26日（土）＆27日（日）ポートホープ

「なでしこDAY」入場無料！

＜コミュニティー・ニュース＞

認知症支援「キャラバンメイト」養成研修【JSS】
10月21日（月）トロント総領事館さくらルーム

JSS折り紙療法ワークショップ、小林利子氏指導
10月22日（火）午前、JCCC

日曜午後のひととき、タンゴに酔いしれる
森脇あゆみさん企画「Tango」コンサート

日加交流「懸け橋プロジェクト」レセプション
センテニアルとリバーデール両高校生徒集う

「一世デー」最高齢者は上高原ふみさん105歳
80年前の教え子たちが恩師の誕生日を祝う

カナダ初の子ども太鼓グループ「ちび太鼓」
創立20周年記念コンサート開催
11月30日（土）バンクーバー「Playhouse Theatre」

若手作家の阿部和重、川上未映子両氏
トロント国際作家祭に参加、文学対談も

アルバータで日本映画上映会、国際交流基金
10月19日レスブリッジ／10月25日－２６日カルガリー

トロント日系文化会館50周年記念ディナー
11月９日（土）夜、小林ホール

「アジアへのいざない」
11月３日（土）－３日（日）ＪＣＣＣ

「餅つき」11月２日（土）
モントリオール日系文化会館
注文締め切りは10月25日（金）

トロント本願寺「秋のバザー」
11月９日（土）午後12時30分から

＜カナダニュースダイジェスト＞

フォード市長の親しい友人、麻薬取引容疑で逮捕される

＜お店掲示板＞

Angel Seafoods 日本食材セール
10月26日（土）＆27日（日）モントリオール

＜おでかけガイド＞

カサロマでお菓子の城づくり「SPOOKY HAUNTED」
10月26日（土）& 27日（日）

パイオニア村ハロウィーン・パーティー
10月19日－20日＆26日－27日

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