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日加タイムス e-nikkaのメールニュース。（2013年9月19日の配信）

日加タイムス e-nikkaのメールニュース。（2013年9月19日の配信）

2013年09月20日(金) 9:28
カテゴリ: Facebook, Twitter, e-nikka, お知らせ, アメリカ, カナダ, ギター, スポーツ, トロント, フラメンコギター, 三味線, 北海道人, 北米, 国際, 日本, 日本映画, 映画, 観光, 音楽
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トロント（カナダ）の e-nikka編集長・色本信夫さんから、e-nikkaメールニュース配信 2013年（平成25年）9月19日（木曜日）号が送られてきました。日本の皆様にご案内いたします。

今週のe-nikkaから
2013年（平成25年）9月19日号

日加タイムス e-nikka
編集長・色本信夫

ユーコン準州ドーソン・シティーのドーム・マウンテンからオーロラを見る。眼下にはユーコン川が・・・（2013年9月4日）撮影：平田誠　【「夜空の舞い・すでに始まっているオーロラ鑑賞」をご覧ください】

天の川が美しい星空、そして地平線に光るオーロラ（2013年9月6日、ユーコン準州ホワイトホースにて）撮影：平田誠

外務大臣表彰状を手に、BC州バンクーバーの日系三世弁護士、ロバート番野氏（左）。右は岡田誠司バンクーバー総領事（９月４日、総領事公邸で行われた外務大臣表彰式にて）撮影：妹尾翠　【「今週のトピックス」をご覧ください】

ドイツのフランクフルト中央駅。内部も外部も荘厳な造りで産業革命時代の映画に出てきそうな雰囲気（撮影：中村智子）　【「世界の街角から」をご覧ください】

【視点】

低騒音ジェット機試験飛行でポーター航空戦略に弾みつくか

９月16日（月）、モントリオールのミラベル空港でボンバルディア社製造の新型ジェット旅客機の試験飛行が行われ成功した。同社の「Cシリーズ」と呼ばれるジェット機で、別名「Whisper Jet」と呼ばれる。ウイスパーとは「ささやく」とか「小声で話す」の意味だ。エンジン音がどれだけ静かだったのか、わからないが、従来のジェット機より騒音が少ないのであろうと想像している。
CシリーズのCS100型ジェット機は110人乗り、CS300型ジェット機は135人～160人乗りで、今までの機種と比較して、運航操作にかかる経費が15％削減、燃料費が20％削減できると、ボンバルディア社は胸を張る。おまけに社会問題化しているジェット騒音が大幅に減少するとなれば、次代の航空機として各界の注目を浴びるのは当然と言えよう。
この試験飛行の結果に勢いを得た企業のひとつが、今、急成長を遂げている航空会社 Porter（ポーター）だ。ポーター社は、トロントのアイランド空港を基点に、カナダのオタワ、モントリオール、ケベックシティ、ハリファックス、セントジョンズ、スーセントマリー、サンダーベイなど、米国のシカゴ、ボストン、ニューヨーク、ワシントン、マートルビーチなどに路線を展開している。
既存の大手航空会社が手を出しにくい、比較的近距離の航路をどんどん開拓して、ここ数年の間に業績を大きくあげてきた。しかも、トロントの場合、飛行機の乗り場がトロントの市内からちょっと遠いピアソン国際空港と違って、ダウンタウンからすぐ近くのトロントアイランドにあることから、乗客はけっこう重宝しているようだ。
ポーター社は、現在、ターボプロットエンジンを使用したQ400型プロペラ機（ボンバルディア社製）を運航している。乗客収容能力は最高80人だ。最近は顧客の増大に伴い事業拡張の一途をたどっていて、トロントからもっと遠距離のバンクーバー、ロサンゼルス、マイアミなどに飛行機を飛ばす計画が進行中。そのためには、従来のターボプロットエンジンのQ400型プロペラ機ではなく、ジェット旅客機が必要だとしている。
ジェット機が離着陸するとなると、滑走路はどうしても延長しなくてはならい。計画案では、アイランド空港の東西に設けてある主要滑走路の長さを、現存の1,219メートルから、東西両側に最高200メートルずつ延長して全体の長さを約1,600メートルにする。延長部分はオンタリオ湖に突き出るため、埋め立て工事をしなくてはならない。
いちばんの頭痛のタネは、ジェット機の騒音であろう。アイランド空港周辺の住民の中には飛行反対派の人が少なくないと聞く。そこで、もし、ボンバルディア社のCシリーズ機種が Whisper（静か）であれば、問題は少なくなるのだが・・・。
滑走路延長のための埋め立て工事、航空機騒音、大気および湖水の汚染、これらの課題はトロント市議会で討議され、今年12月に採決される。もし認可された場合、ジェット機のフライトは2014年末か2015年初めから開始されることになるという。
筆者は先月、ケベックシティに旅行したとき、ポーターを利用したが、アイランド空港に渡るフェリーから大工事が行われている光景を目にした。バサースト通りの最南端から湖の下を深く掘って空港まで海中（？）トンネルを建設しているのだ。トロントの町がなにか大きく変貌しつつあると実感した。

それでは、今週も「e-nikka」をご愛読ください。

＜今週のトピックス＞

【世界の街角から】
中世と近代の雰囲気を併せ持つ
フランクフルトの魅力

【夜空の舞い】
すでに始まっているオーロラ鑑賞
ノースウエスト準州とユーコン準州

【紅葉ガイド】（その１）
紅葉のシーズン到来！
アガワ渓谷、カラボジ、アルゴンキン

【バンクーバー】
BC州弁護士、ロバート番野氏
日加関係促進の功績で外務大臣表彰

【今週のおすすめ本】
東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方
想定外の時代を生き抜くためのヒント上田正仁／著

＜読者ひろば＞

「JCCCライブラリー」正式オープンに先駆け
10月19日（土）から週２回貸し出し開始

ケベック紅葉見ごろ・・・私の予想
モン・トランブランは９月28日前後がピーク

女性がきらきら輝く！「なでしこＤＡＹ」
10月27日（日）JCCCで開催します
３人のパネリストをご紹介！

参加しませんか！
トロントたきのおと会「百人一首の会」

展覧会「Middle Distance～折り合い～」作品募集
主催：JAVA Toronto ＆ JETAA Toronto

＜コミュニティー・ニュース＞

特別展「日系カナダ人の補償への戦い」
9月22日～12月29日まで日系博物館で公開

津軽三味線、山口晃司と「山口晃司三弦会」コンサート
11月５日（火）JCCC、前日には「三味線ワークショップ」

トロント国際フラメンコ祭り
石塚理恵さん＆グループ「蓮華」も出演

カナダの「交通法規」「医療制度」テーマに
10月７日（月）キッチナーでDVDセミナー開催、商工会

「青空文芸フェスティバル」９月22日（日）州議会周辺
国際交流基金も出展します、ぜひお立ち寄りください！

日系秋祭り・オープンハウス
９月28日（土）日系センター

第６回日本書道公募展入賞者発表
「伊達兼三郎メモリアルアワード」新設

トロント総領事館、ウォータールー領事出張サービス
10月22日（火）ホリデイ・イン・KW

＜カナダニュースダイジェスト＞

トロント国際映画祭で園子温監督「地獄でなぜ悪い」に観客賞

コロンビアの空港で偽装妊婦のお腹からコカイン見つかり逮捕

ウオリン上院議員、NYに所有のコンドミニアム売却へ

＜暮らしインフォ＞

【トロント総領事館からお知らせ】
パスポート盗難事件にご注意ください！

＜おでかけガイド＞

【陶芸彫刻】
ジュン・カネコ作品「New Face」
ガーディナー・ミュージアム前に展示

【ラテンギター＆ボーカル】
盲目の天才ギタリスト、ホセ・フェリシアーノ
９月27日（金）　マーカムシアター

【トロント交響楽団】
ドボルザークからチャイコフスキーまで
名曲を披露する夕べ、10月19日－20日

【ロックミュージック】
「ボン・ジョヴィ」トロント公演
11月１日－２日、エアカナダセンター

【伝統料理】
パンアメリカン・フード・フェスティバル
９月20日－22日ハーバーフロントセンタ

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