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日本の富士山に関するニュース（e-nikkaから）

日本の富士山に関するニュース（e-nikkaから）

2013年05月04日(土) 8:52
カテゴリ: Facebook, Twitter, e-nikka, お知らせ, アジア, カナダ, スポーツ, トロント, 北海道人, 北米, 国際, 日本, 日本映画, 映画, 東アジア, 観光, 音楽
この記事へのコメントは 2 件あります。

日本の世界遺産は、ユネスコの世界遺産に登録されている日本国内の文化・自然遺産の一覧。Category:日本の世界遺産に索引がある。

トロント（カナダ）の e-nikka編集長・色本信夫さんから、e-nikkaメールニュース配信 2013年（平成25年）5月2日（木曜日）号が送られてきました。日本の皆様にご案内いたします。

今週のe-nikkaから　2013年（平成25年）5月2日号

日加タイムス e-nikka　編集長・色本信夫

日本政府春の叙勲で旭日単光章を受章することが発表されたトロントの松本ジェームズ真一郎・新企会会長と妻・瀬戸山久子さん。松本氏は５月15日に東京の外務省で行われる勲章伝達式および皇居での拝謁に出席する　【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

サクラ満開！　５月１日、トロント大学東アジア図書館横の桜並木にて。この日、ハイパークは２～３分咲きだった。　【「読者ひろば・トロント桜だより」をご覧ください】

「にほんごアートコンテスト2013」で最優秀賞を獲得した只野マンディック成和（ジョナ）くんと作品「命 Life」（４月28日、国際交流基金トロント日本文化センターにて）　【「今週のトピックス」をご覧ください】

トロントの絵本作家／画家、飛鳥童（あすか・わらべ）さんが滞欧経験をもとに描いた絵「祭壇つくりの妖精たち」（音楽の絵本『真夏の夜の夢』油彩８号、アリス館、1977年）　【「アートエッセー・わらべの楽苦画記」をご覧ください】

メキシコ・プエルトバジャルタのホテルの部屋から眺めるビーチ。なんと言っても入り江になっているのがいい（撮影：ＢＣ州・ヒル厚子）　【「世界の街角から」をご覧ください】

【視点】

富士山、世界遺産に登録見通しを喜ぶ

田子の浦ゆうち出でて見れば真白にぞ富士の高嶺に雪は降りける　山部赤人

万葉の時代から日本人の間で、歌に詠まれ、絵に描かれてきた富士山がユネスコの世界文化遺産に登録される見通しとなった。５月１日に報じられたこのニュースに富士山周辺地域の住民のみならず、日本中が、いや海外にいる日本人も大いに喜んでいるにちがいない。なんと言っても、富士山は桜と並んで日本の象徴のようなものだ。
富士山は、以前、地形や生態系で評価される「自然遺産」での登録をめざしていた。しかし、登山者がゴミを捨てる行為がやまず、汚れが問題化するようになったことから、日本国内で候補地を選ぶ段階で落選してしまったという前歴がある。
いにしえの昔から富士山は噴火を繰り返してきたといわれる。その噴火を鎮めるために人々の間でこの山を崇（あが）め敬（うやま）う素朴な信仰が生まれた。そして富士の霊峰を信じることによって極楽浄土に行くことが出来ると考えられていたという。このように古くから信仰の対象であったことから、葛飾北斎の浮世絵など日本独特の芸術・文化を醸成してきたとして、こんどは「文化遺産」として登録に挑んだ。
今回、これが功を奏して、文化遺産候補を審査する国際記念物遺跡会議「イコモス」が勧告、これが日本政府に伝えられたという次第だ。勧告は、来月（６月）16日からカンボジアのプノンペンで開かれる世界遺産委員会に提出され、正式に決まる見込みとなっている。
富士山の世界文化遺産登録が確実となったことで、旅行会社や運輸交通関連の企業からそろって歓迎の声があがったという。日本国内の富士山観光客の増加が見込めるし、世界遺産ということで、外国からのツーリストもなんとなく足がマウント・フジの方に向いていくのではないだろうか。
日本政府観光局は、今年１年間に日本を訪れる外国人の目標を、過去最高の１千万人に設定した。今年はすでに第一四半期が過ぎ、１～３月は約225万人と、このままでは目標に届かないとみられるが、今回の世界遺産登録という追い風を受けて、年末までには１千万人を超過するのではと期待がかかる。
今まで年間約30万人だった富士山の登山客は、今後、もっと増えるだろう。その一方で、これをどう抑制するかが課題となる。すでに、ふもとの静岡、山梨両県では登山客から入山料を徴収する計画を検討しているという。ぼう大な量のゴミをどう減らすのか、登山客の屎尿（しにょう）の処理も頭の痛い問題だ。両県では、ゴミ処理の対策を徹底させ、山小屋などに汚物を分解する「バイオトイレ」を設置する計画を進めているという。
世界的にその名が知られる富士山、地元も観光客も協力して美しい姿を保持していけるよう心がけていただきたい。こんどカナダから訪日するときは、世界遺産の富士山を眺めることになるだろう。楽しみだ。

それでは、今週も「e-nikka」をご愛読ください。

＜今週のトピックス＞

【アート・エッセー】
わらべの楽苦画記（らくがき）
絵本作家／画家・飛鳥童の人生航路
第16回　日本帰国（飛騨山中・鈴鹿編）

【言葉のアート創作】
「にほんごアートコンテスト２０１３」授賞式
クリエーティブで熱意あふれる作品がいっぱい！

【世界の街角から】
田舎暮らしの「スノーバード」体験（前編）
メキシコのプエルトバジャルタで避寒楽しむ

【食べある記・トロント編】
一品ごとにシェアして食べられるサービスが好評
独創的フランス料理店「ICI」（イッシ）

【シリーズ不動産】
ヘリテージ・プロパティー

【モントリオール楓美】
２０１３年５月詠草

【今週のおすすめ本】
小澤征爾さんと、音楽について話をする
小澤征爾／著　村上春樹／著　新潮社

＜読者ひろば＞

【トロント桜だより】
ハイパークは週末までに満開になるでしょう
トロント大学構内はすでに満開です！５月１日

お子様の将来に大切な「学資貯蓄RESP講座」開催！！
５月10日（金）、和（Nagomi）にて

ジャパニーズ・ソーシャル・サービス（JSS）
ハワイアンキルト・手編み大好き講座

＜コミュニティー・ニュース＞

日本政府春の叙勲
松本ジェームズ新企会会長に「旭日単光章」

山本博「日本画＆墨絵展」
５月２日～６月２日、Patisserie Sebastien

ノンジャンル音楽ユニット「ヒカシュー」
５月14日（火）トロントで公演

新企会主催「ゴルフアカデミー」
大勢の参加者が藤井レッスンプロの指導受ける

ＪＣＣＣ映画会、５月23日（木）午後７時
長谷川一夫・京マチ子主演「地獄門」

日系カナダ人招へいプログラム
バンクーバーでグレッグ・マスダ氏の報告会

日修学院の「日修祭」
５月11日（土曜）午後、開催

春のバザーと植木市
５月11日（土）、BC州日系プレース

＜おでかけガイド＞

たこ揚げ祭り
５月４日＆５日、コートライトセンター

ボブ・ディラン
７月15日、モルソン・アンフィシアター

世界ビール祭り
５月29日～６月２日、Palais des Congres

映画「ローマの休日」
シネプレックス系で上映、５月５日・８日・13日

漫画家・松本大洋作品展
５月10日－６月７日、交流基金トロント

「今週のe-nikkaから」バックナンバーはこちらから

e-nikka今週号 · http://www.e-nikka.ca

2 件のコメント

久しぶりに富士山の唱歌を聞きました。やはり文句なしの「日本一の山」ですね。ただ、山の斜面がどんどん崩落しているそうで、気になっています。それとごみや汚物の処理が追いついていないこと。

なりひらより 2013 年 5 月 6 日 12:57
A bad vush is better than the open field.

枯れ木も山のにぎわい – 文化庁
http://www.bunka.go.jp/publish/bunkachou_geppou/2011_11/series_08/series_08.html

a whetstone for the wits.
The fault of another is a good teacher.

「他山の石」の意味 – 文化庁
http://www.bunka.go.jp/publish/bunkachou_geppou/2011_10/series_08/series_08.html

加藤雅夫より 2013 年 5 月 6 日 19:08

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