中国映画「胡同のひまわり(向日葵)」(2005年)

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衚衕(こどう、またはフートン(ピンイン: hútòng))とは、主に中華人民共和国の首都北京市の旧城内を中心に点在する細い路地のこと。元統治時代の名残である。 なお、北京語の伝統的な略字、および中国語の簡体字では「胡同」と書き、これに倣って日本語でも「胡同」と書いて済ませることも多い。伝統的家屋建築である四合院が多くこの胡同に面し、古き良き北京の面影をしのばせる。(Wikipedia

東京都文京区にある現代中国映画上映会(現中映)から 2012年10月上映会のニュースレターが送られてきました。映画ファンにご案内します。

現代中国映画上映会です。
今月の定期上映会は、10月20日(土)に、政治に翻弄され画家の道を絶たれた父親と、その夢を託された息子の30年にわたる葛藤を描いた庶民の物語《胡同のひまわり》を上映します。
上映会場は文京シビックセンターの2階にあるシビックホール(小ホール)です。
この機会をお見逃しないようご覧下さい。
皆様のご来場をお待ち申し上げております。

第484回現代中国映画上映会(定期上映会)
上映作品:劇映画《胡同のひまわり》
2005年/中国電影集団公司・北京命之作影視文化発展有限公司
35mm/カラー/ビスタサイズ/132分/日本語字幕スーパー
原題◎向日葵(Sunflower)
言語◎中国語(普通話)
監督◎張揚(ヂャン・ヤン)
脚本◎張揚(ヂャン・ヤン)、蔡尚君(ツァイ・シァオヂュィン)
霍昕(フオ・シン)
撮影指導◎林良忠(リン・リァンヂョン)
美術◎黄新明(ホァン・シンミン)、安賓(アン・ピン)
主演◎陳冲(ジョアン・チェン)、孫海英(スン・ハイイン)
劉子楓(リゥ・ヅーフォン)、張凡(ヂャン・ファン)
高歌(ガオ・グー)、王海地(ワン・ハイディ)
梁静(リャン・ヂン)、張玥(ヂャン・ユエ)
李濱(リー・ビン)
上映日時:10月20日(土) 午後6:55上映開始(6:35開場)
上映会場:文京シビックホール(小ホール)
(文京区役所がある文京シビックセンター2F)
東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅 直結
都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅 直結
地図: http://www1.parkcity.ne.jp/gentyuei/civic.htm
会場費:1200円(会員)、1600円(非会員)
入会金:600円(一般会員、同時入会可、有効期間1年)

1967年、病院で生まれた男の子はちょうどひまわりが咲き誇っていたことから父親・張庚年(ヂャン・ゲンニェン)によって向陽(シァンヤン)と名付けられた。
1976年、張庚年が6年ぶりに北京の四合院の一角にある家に戻ってきた。母親はそれを喜んだが、父親をほとんど覚えていない息子は突然現れたその存在をすぐに受け入れられない。政治優先の時代のために画家になるという夢を絶たれた父親は息子にその夢を託そうと英才教育を始めた。つきっきりで絵の手ほどきを受ける向陽は友達と遊ぶことも許されない。父親の態度に向陽は我慢がならなかった。ある小さな事件がきっかけで、父親が6年も家を空けなければならなかった理由が判明した。それは隣人であり親友でもある劉俊楓(リゥ・ヂュィンフォン)のちょっとした通報が原因だったのだ。そのため6年を棒に振り、絵を諦めた張庚年。それは劉さん自身も不本意な結果だった。
1987年の冬。父親に強制されたおかげで向陽の絵もなかなかの腕前になっていた。彼は后海のスケート場でスケッチした少女・于紅(ユィ・ホン)と知り合う。一緒に氷の張った后海で遊ぶが、足を滑らせた向陽は于紅もろとも氷の割れ目から冷たい水に落ちてしまった。幸い、付近の人がすぐに助けてくれたが衣服はびしょ濡れ。于紅の部屋で服を乾かすうち2人は深い仲になった。
相変わらず厳しい父は向陽を美術大学に上げるつもりでいた。金を出して向陽を予備校に通わせようとするが、彼は本当は広州で商売がしたいのだ。向陽は劉さんの息子と2人で家出同然に出て行くつもりだが、于紅も一緒に行くと言う。しかし、父親はそんなことを絶対に許さない。向陽は発車間際の列車から無理矢理降ろされてしまった。母親は高層アパートがなかなか割り当てられないのを不満に思っていた。
向陽に手紙を出した于紅が広州から戻ってきた。しかし、駅に着いた彼女を待っていたのは張庚年だった。彼女が戻ってきた理由は子供ができたからだった。しかし、張庚年は于紅に中絶を強制した。向陽はそれを知らなかった。于紅から別れを切り出され、その理由を知った向陽は父親に激しく詰め寄った。
1999年。一家が住む四合院一帯の取り壊しが始まった。向陽の父母は離婚を決意した。それは本意ではなく偽装離婚だった。新しい家を優先的に割り当てられるためには張庚年の政治的過去が障害になっていることがわかったからだ。新しい家を手に入れた母親はすぐに籍を戻すつもりでいた。韓静(ハン・ヂン)という女と結婚した向陽は父母から子供を催促されていた。彼女は妊娠していたが、まだその時期ではないと中絶した。
向陽の絵画展が決まった。父親は息子の絵を見て感動した。一家3人が描かれていたからだ。息子の絵に満足した父親は向陽と乾杯を交わした夜に姿を消した。
決して終わらない父親と息子の葛藤の日々。それは30年も続いたのだった…。
これは北京の胡同に住む一家の30年にわたる庶民生活を描いた作品である。

監督の張揚は《スパイシー・ラブ・スープ》や《こころの湯》でおなじみの新進気鋭の若手監督である。最新作は《飛越老人院》(2012年、邦題:老人ホームを飛び出して)。
母親役の陳冲は1980年代初期に《戦場の花》などで数々の賞を総なめにした女優である。本作は久しぶりに中国映画界に復帰した《ジャスミンの花開く》に引き続く出演作である。

スチール写真などは次をご覧下さい。
http://www1.parkcity.ne.jp/gentyuei/future.htm

中国映画《桃さんのしあわせ》チケット割引販売のお知らせ
現在公開中の中国映画《桃さんのしあわせ》の前売券を割引販売しています。
当日1800円、一般前売1500円 → 特別割引1400円
上映会場で販売しますが、ご希望により通販も可能です。DVD類と一緒のお買い上げ、または2枚以上のお買い上げで送料は無料となります。
現在、東京地区では“Bunkamura ル・シネマ”で上映中です。
公式サイトは次をご覧下さい。 http://taosan.net/
なお、この作品は主な使用言語が広東語となります。

現代中国映画上映会
http://www1.parkcity.ne.jp/gentyuei/

関連記事:
実力派監督・張楊、永遠のテーマ「父と子」の絆語る – サーチナニュース
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0628&f=entertainment_0628_001.shtml

関連サイト:
『 桃さんのしあわせ 』(タオさんのしあわせ、原題:桃姐、英:A Simple Life)は、2011年に製作された香港映画。アン・ホイ監督。 日本では、2012年の第4回沖縄国際映画祭で上映され、ゴールデンシーサー賞(金石獅子賞)等を受賞。(Wikipedia
映画『桃さんのしあわせ』公式サイト
http://taosan.net/

関連エントリー:
上映会 の検索結果 – 美幌音楽人 加藤雅夫
http://masaokato.jp/上映会
中国映画 の検索結果 – 美幌音楽人 加藤雅夫
http://masaokato.jp/中国映画

音楽動画(YouTube):
「涙そうそう」Nada Sōsō-笛を吹く中国人美少女(北京の胡同) – YouTube
http://youtu.be/LAiHK-7v8T8

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