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カナダ・トロントからのメールニュース（日加タイムス e-nikka）

カナダ・トロントからのメールニュース（日加タイムス e-nikka）

2012年09月07日(金) 10:27
カテゴリ: Twitter, e-nikka, お知らせ, アジア, オリンピック, カナダ, スポーツ, トロント, 北海道人, 北米, 国際, 地震, 日本, 日本映画, 映画, 観光, 音楽
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トロント（カナダ）の e-nikka編集長・色本信夫さんから、e-nikkaメールニュース配信 2012年（平成24年）9月6日（木曜日）号が送られてきました。日本の皆様にご案内いたします。

今週のe-nikkaから　2012年（平成24年）9月6日号
日加タイムス e-nikka　編集長・色本信夫　

東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市に桜を植えるプロジェクト「桜ライン３１１」を訴え、自転車でカナダ大陸横断、募金を続けている中内善和さん（９月４日、トロントのカサロマにて）　【「コミュニティーニュース」をご覧ください】　

新井辰夫モントリオール総領事（左）から外務大臣表彰を授与された井上満男前モントリオール日本語補習校校長（８月30日、総領事公邸にて）　【「コミュニティーニュース」をご覧ください】　

トロント日系文化会館合気道クラブで40年間にわたり指導してきた小幡宰（おばた・おさむ）さん、師範七段。このたび総領事表彰を受賞した　【「今週のトピックス・インタビュー」をご覧ください】　

グリーンランドのクルスク空港から徒歩40分、突如現れたイヌイットの集落（８月アイスランドとグリーンランドを旅行したトロントの杉本喜美子さん撮影）　【「今週のトピックス・世界の街角から」をご覧ください】　

トロントの絵本作家／画家、飛鳥童（あすか・わらべ）さんが日本在住当時、旅行中に描いたイラスト「宍道湖（しんじこ）の肥桶おじいちゃん」　【「今週のトピックス・アートエッセー」をご覧ください】　

【視点】
見当がつかない・・・日本の次期総理大臣は誰？
消費増税が決まっただけで、懸案の諸法案はほとんど成立せず、国会は「開店休業」状態。いったい日本の政治はどうなっているのか。なにせ議員の先生たちは「選挙、選挙」と浮き足立って国会審議どころではない。各政党が掲げる「国民の暮らしを守る」のスローガンがむなしく響く。
こうした中、民主党は代表選挙を迎える。９月10日告示、21日投開票だ。民主党は、何度も言わせてもらうが、３年前の衆議院選挙で約束したマニフェスト（政権公約）をことごとく破り、マニフェストにはなかった消費増税を成立させてしまった。「野田さん、よくやった！」と賞賛する人もいるが、多くの国民はこの党を信用していないのではないか。民主党の内部でさえも野田代表続投を阻止しようとする動きがある。
その野田佳彦首相は、代表選挙に立候補を決め込んだという。一方、反野田勢力グループが「民主党復活会議」を結成して、山田正彦元農林水産大臣らが動き始めた。野田氏に批判的な原口一博元総務大臣も立候補がとりざたされている。若手では、41歳で現閣僚の細野豪志環境大臣（原発事故担当大臣）を代表選挙に出馬させたいという待望論が沸きあがってきた。細野氏をかつぎ出す議員からは「野田さんが再選されれば民主党は壊滅する」という声まで出ている。今のところ、野田さんが優勢とみられるが、どうなることやら。
自民党の代表選挙も９月14日告示、26日投開票。谷垣禎一総裁は次期首相の座を視野に、出馬は確実。だが、先日の野田首相問責決議案に公明党を除く他の野党と共に賛成票を投じたことが不評を買って党内でそっぽを向かれている。ここにきて石原伸晃幹事長が浮上してきた。このほか町村信孝元官房長官が出馬意欲を見せ始めた。さらに、安倍晋三元首相、石破茂前政調会長、林芳正政調会長・・・と名前が挙がる。
民主党の不人気に乗じて、次の総選挙で自民党が勝つようなことになれば、党の総裁が、日本の総理大臣になるわけだから、真剣そのものだ。しかし、自民党も目下のところ、国民から評価されているわけではない。野田政権の失政をもとに独自の政策をどんどん打ち出して国民にアピールすれば、少しは違っていたかも知れない。だが、それがなかった。誰が総裁に選ばれても、総選挙で勝利をおさめて第一党になるという保証はない。
さて、マスコミをにぎわせている大阪維新の会のリーダー、橋下徹氏（大阪市長）がますます注目を浴びてきた。彼は８月31日、「大阪維新の会は国政に進出する」と明言したのだ。総選挙では維新新党（正式名称は未定）を立ち上げ、全国的に候補者を擁立する。いよいよ国政政党として国会に乗り込む計画だ。マスコミは、複数の現職国会議員が大阪維新の会に合流あるいは連携するだろうと報じている。そのうわさにのぼっているのが、自民党の安倍晋三元首相、中川秀直元官房長官ら、民主党の松野頼久元官房副長官ら、みんなの党の小熊貴史衆議院議員ら、合わせて10人。これには、民主党も自民党も穏やかな心境ではいられない。仮に維新新党が既成政党をしのぐ当選者を出すとしたら、政権に対する発言力は相当強まるからだ。
橋下氏らは維新の会の政策綱領として「維新八策（船中八策）」を打ち出している。国の統治機構の再構築、首相公選制、参議院の廃止、衆議院の議員定数半減（現在の480人から半数の240人に減らす）、等々、いわば、画期的なアイデアが続出。しかし、この考えには具体策が乏しいと疑問を投げかける意見が少なくない。総選挙でどれだけの支持が得られるかは不明だ。
こうして、見渡してみると、誰が民主、自民のリーダーに選ばれるのか、そして衆議院総選挙でどの党が勝利するのか、予測はむずかしい。次の総理大臣は誰がなるのか、見当がつかない。

それでは、今週も「e-nikka」をご愛読ください。

＜今週のトピックス＞

【インタビュー】
総領事館勤務38年、ＪＣＣＣ合気道指導40年
総領事表彰の小幡宰（おばた・おさむ）さん　

【アート･エッセー】
わらべの楽苦画記（らくがき）
絵本作家／画家・飛鳥童の人生航路
第７回　日本列島一周編（パート１）　

【世界の街角から】
アドベンチャーワールドを満喫
アイスランド＆グリーンランド　

【シリーズ不動産】
家の購入　Offer の流れ　

【今週のおすすめ本】
神の使者
ゲイリー・Ｒ．レナード／著　吉田利子／訳
河出書房新社　

○　○　○　

海外日系文芸祭入選者発表
ＢＣ州リッチモンド西林節子さんの短歌、衆議院議長賞　

【オリンピック・ヒーロー・パレード】
カナダの五輪選手、９月21日（金）午前11時30分行進開始
トロント市庁舎からエアカナダセンターまで　

JSS「若返りクラブ」俳句会
９月句集　

＜コミュニティー・ニュース＞

桂三輝（サンシャイン）英語落語公演
９月19日（水）オタワ市ナショナル・アーツセンター　

ＪＣＣＣ合気道クラブ小幡師範指導40周年記念大会
カナダ・英国・シンガポール・日本から参加、盛大に開催　

自転車でカナダ横断、震災募金運動
「桜ライン３１１」中内善和さんトロント着　

モントリオール日本語補習校
井上満男前校長に外務大臣表彰　

モミジヘルスケア協会設立35周年
モミジシニアレジデンス開設20周年
11月17日（土）モミジガラ祝賀会　

バンクーバー・メトロポリタン・オーケストラ（VMO）
９月９日（日）創立10周年記念コンサート　

ＪＣＣＣ映画鑑賞会
「HARAKIRI-切腹」９月27日（木）７時　

エドモントン Kaleido Festival
９月８日（土）「北の太鼓」公演　

＜カナダニュースダイジェスト＞

モントリオール映画祭で高倉健「あなたへ」特別賞、工藤夕貴出演作に観客賞　

＜おでかけガイド＞

サッカーＷ杯予選－カナダの試合
９月７日パナマ戦、10月12日キューバ戦　

ベトナム灯ろう祭
９月15日（土）ハーバーフロント　

キャベッジタウン・アート祭
９月８日（土）―９日（日）　

カリビアン映画祭
９月５日－15日、ハーバーフロント　

テイスト・オブ・キングスウエー
９月７日、８日、９日　

バイオリニスト木村悦子さんが共演
室内楽「Mooredale Concerts」、９月30日（日）　

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