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「ウエストフィールド開拓村」（e-nikka video）

「ウエストフィールド開拓村」（e-nikka video）

2012年03月31日(土) 6:56
カテゴリ: Twitter, e-nikka, お知らせ, カナダ, トロント, 北海道人, 北米, 国際, 地震, 日本, 観光, 音楽
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トロント（カナダ）の e-nikka編集長・色本信夫さんから、e-nikkaメールニュース配信 2012年（平成24年）3月29日（木曜日）号が送られてきました。日本の皆様にご案内いたします。

今週のe-nikkaから　2012年（平成24年）3月29日号

宮城県名取市を視察したスティーブン・ハーパー首相一行。トロントからJETで滞在中の池田マーシャル範千雅（のりちか）さんが通訳を務めた。【写真右から】カナダ連邦政府の織田ベブ国際協力大臣、ハーパー首相、名取市立閖上（ゆりあげ）中学校の高橋すみお校長、被災状況を説明する通訳の池田さん（写真提供：カナダ首相府）　【「読者からのお便り」をご覧ください】

宮城県で津波で打ち上げられたままの大型船を見つめるバンクーバーのハープ奏者、大竹香織・美弥姉妹。姉妹は２月から３月にかけて日本の５カ所で震災チャリティーコンサートを行った（写真提供：井上正康さん）　【「今週のトピックス」をご覧ください】

満開！しだれ桜。例年より異常に早く咲きました（３月26日トロント市の北、ソーンヒルの住宅街にて）撮影：原田のぶ　【「読者の写真リポート」をご覧ください】

日本のジャズバンド「徳田雄一郎 RALYZZ DIG（レリーズ・ディグ）」の演奏風景（３月23日、トロントの Tranzac クラブにて）Photo by Emi Demski 。このバンドはそのあとオタワで在カナダ日本国大使館主催の復興イベント「絆コンサート」に出演した　【「今週のトピックス」「コミュニティーニュース」をご覧ください】

デジタル化に対応して事業の多角化を推進する富士フイルム。富士フイルムカナダ社の小清水信彦社長にインタビューしました　【「今週のトピックス・企業訪問」をご覧ください】

西アフリカ、ナミビアのソソフレイ砂丘を登る人たち（撮影：牧野憲治）　【「今週のトピックス・世界の街角から」をご覧ください】

市議会で否決されたフォード市長のシェパード地下鉄線延長計画
最近、TTC（トロント交通局）の地下鉄で新しくモダンなデザインに変身した電車を見かけるようになった。車内の照明がぐっと明るくなり、座席の座り心地も良い。車両間の連結部分は、旧型車両では通り抜け禁止だったドアがなくなり通行自由、先頭車両から最後部まで見渡すことができるのもうれしい。路面を走るストリートカーもこれから順次、ニューモデルに変わっていくのだという。
地下鉄車両の変革とともにトロントの交通網は徐々に改善されていると言いたいのだが、現実はかなり遅れている。ある日本人旅行者が、「トロントの地下鉄は、極端に言うと、南北と東西に十字架型に走っているだけだ」と話していた。その十字架以外のルートをストリートカーやバスが補って運行していることになる。東京、ロンドン、パリなどと違い、碁盤の目の都市トロントでは環状線の建設はとうてい無理なのだろう。
タテ（南北）とヨコ（東西）のルートになってしまうトロント。「ヨコの路線では、とくにエグリントン、シェパードなど、地下鉄があればどんなにか便利だろう」と嘆く市民もいる。そうしたなか、地下鉄建設推進派のロブ・フォード市長が提出した地下鉄シェパード線延長計画が、３月22日、トロント市議会で否決された。
フォード市長の計画案は、現在ヤングからシェパード通りを東にドンミルズまで走っている地下鉄をさらに東に延長しようというもの。しかし、地下鉄建設に強く反対する市議会議員が過半数を占め、採決の結果、24対19で市長案は「NO」となった。
反対票を投じた市議は、ドンミルズからモーニングサイドまでLRT（Light Rail Transit ＝軽便鉄道）を敷設することを推進している（LRTは現在、ケネディ駅からスカーボロ・タウンセンター駅まで運行されている）。市長案に反対の市議たちは、地下を掘って鉄道を敷くのに膨大な予算が費やされることを懸念。その代わりに比較的少ない経費で出来るLRTが「市民の足」として十分役目を果たすと考えているようだ。
ヨコの路線で言えば、現在、市議たちが計画を進めているのは、前述のシェパード通りイーストのLRTのほかに、フィンチ通りのキールから西にハンバーカレッジまでの区間を路上LRTにする案、エグリントン通りのジェーンとケネディを結ぶルートを路上LRTにする案（ただしキールとレアード間は地下に線路を敷設）がある。バスと違って大量の乗客を速く運ぶLRTは利用者にとっては便利かも知れない。しかし、やはり建設にあたっては難問が待ち構えているような気がしてならない。

【編集部より】現在のTTCの問題点、今後の希望など、あなたのご意見を「e-nikka」にお寄せください。

それでは、今週も「e-nikka」をお楽しみください。（編集長　色本信夫）

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