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ＡＰＥＣ出席の前にもっと議論すべきだったのでは・・・（e-nikka）

ＡＰＥＣ出席の前にもっと議論すべきだったのでは・・・（e-nikka）

2011年11月19日(土) 0:14
カテゴリ: Twitter, e-nikka, お知らせ, カナダ, トロント, 北海道, 北米, 国際, 地震, 日本, 映画, 観光, 韓国, 音楽
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トロント（カナダ）の e-nikka編集長・色本信夫さんから、e-nikkaメールニュース配信 2011年（平成23年）11月17日号が送られてきました。日本の皆様にご案内いたします。

今週のe-nikkaから　2011年（平成23年）11月17日号

国際交流基金トロント日本文化センターの石田隆司（いしだ・たかし）所長　【「今週のトピックス・新任インタビュー」をご覧ください】

戦後、日本国憲法に男女平等を書き入れた女性、ベアテ・シロタ・ゴードンさん。彼女と家族の記録映画が11月22日（火）ＢＣ大学人類学博物館で上映される　【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

ROM（ロイヤルオンタリオ博物館）で11月19日から来年４月９日まで開催される「マヤ展」のメディアリリースが11月16日に行われた。マヤ族に扮した本物の人間が入り口で歓迎　【来週号に案内記事を掲載します】

ＲＯＭ「マヤ展」で総数250点におよぶ展示物の中でも最も貴重なものの一つ、ジャガーの神を描いた香を焚（た）くセラミック製の大つぼ

東日本大震災後の日本、そして復興状況について講演する元カナダ国際貿易大臣、ストックウェル・デイ氏（11月３日バンクーバーのホテル）撮影：妹尾翠　【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

韓国系舞踊家ミーヤン・キムさん60歳記念舞踊会に出演した（後列左から）小桜扇翠さん、キムさん、ヨークダンス・アンサンブルの皆さん　【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

広島県、安芸の宮島では平清盛によって舞楽がこの神社の年中行事とされ、現在に伝えられている（撮影：ウィルソン夏子）　【「今週のトピックス・世界の街角から」をご覧ください】　

ＡＰＥＣ出席の前にもっと議論すべきだったのでは・・・
ニュースをにぎわしているＴＰＰ（環太平洋経済連携協定）。日本では、賛否両論で国論が二つに分かれている状態だ。この１週間の動きを見ても目まぐるしいものがある。
11月11日、野田佳彦首相は「交渉参加」「交渉参加見送り」のいずれかの決断を下すため、前日に１日間の「考慮タイム」を取ったあと、やはり交渉参加に決める。
13日、米ハワイで開催のＡＰＥＣ（アジア太平洋経済協力会議）の首脳会議で、野田首相は日本がＴＰＰ交渉に参加する方針を表明。
これを受けて、カナダとメキシコも交渉に参加する意向を打ち出した。ただ、カナダは依然として木材、酪農品などの関税には固執しているとの情報もある。
さて、ハワイから日本に帰った野田首相は11月15日、国会で与野党からの質問攻めにあってたいへん。ＡＰＥＣ出席前の日本での議論が十分でないとの非難も浴びせられている。首相は盛んに「日本の国益」を連発しているが、その国益とは何か、もっと議論を煮詰めてからＡＰＥＣに臨むべきだったのではないだろうか。
ＴＰＰに関して、今週号「読者オピニオン」欄にオタワの土屋能男さんからの投書を掲載しました。ご覧ください。

【編集部より】ＴＰＰについてあなたのご意見をお寄せください。

新企会奨学金、今年は被災地の大学生にも贈る
トロントの自営業・ビジネスマンのグループ「新企会」は22年前から新企会奨学金制度を運営し、毎年、カナダ日系社会および日加関係に積極的に貢献する志を持つ学生を対象に奨学金を贈っている。
今年度の奨学生選考は書類審査をパスした学生たちの面接が11月13日に行われ、最終的に３人の大学生が奨学生に選ばれた。【コミュニティーニュースを参照】
奨学生の皆さんには、学問に励んでもらって、将来、日加両国の懸け橋となることが期待される。
それと同時に、今年は特別に東日本大震災被災地の大学生にも新企会奨学金を贈ることになった。仙台市の新聞社「河北新報」の協力を得て、宮城教育大学の学生４人が奨学生に決まった。４人は、今年３月11日の地震と津波で父親あるいは母親を亡くした、あるいは親が今も行方不明といった状況に置かれている学生だ。苦難のなかで勉学に励んでいる。松本真一郎・新企会会長は、「新企会として祖国日本の震災被害者、特に親を失った将来ある学生たちに少しでも手助けできたら・・・」と語っている。
11月26日（土）午後３時30分からトロント日系文化会館バラルルームで行われるカナダ関係の奨学金授与式の席上、仙台から奨学生４人がスカイプでメッセージを伝えるという企画も立てている。
松本会長は、12月８日に仙台市の宮城教育大学で行われる奨学金授与式に出席、奨学金を直接手渡し、激励する予定である。

それでは今週も「e-nikka」をご愛読ください。（編集長色本信夫）