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石巻市の被災地域を訪ねる（e-nikka編集長色本信夫）

石巻市の被災地域を訪ねる（e-nikka編集長色本信夫）

2011年10月21日(金) 12:25
カテゴリ: Twitter, e-nikka, お知らせ, カナダ, トロント, 北海道人, 北米, 国際, 地震, 日本, 映画, 観光
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トロント（カナダ）の e-nikka編集長・色本信夫さんから、e-nikkaメールニュース配信 2011年（平成23年）10月20日号が送られてきました。日本の皆様にご案内いたします。

動画は、沖縄県那覇市「第５回世界のウチナーンチュ大会」パレード＆開会式。

今週のe-nikkaから　2011年（平成23年）10月20日号

世界のウチナーンチュ大会開会式でエイサーを演じる若者たち（10月13日、沖縄セルラースタジアム那覇）撮影：色本信夫　【「今週のトピックス」「e-nikkaムービー」をご覧ください】

世界のウチナーンチュ大会閉会式の日に琉球舞踊「四つ竹」を披露（10月16日）

モントリオール世界映画祭でインタビューに応える女優・樹木希林さん（撮影：hiromi yamazaki　cocomontreal）　【「今週のトピックス」をご覧ください】

震災から７カ月余。津波で１階と２階を破壊された家で修復工事が始まった（10月19日、宮城県石巻市）撮影：色本信夫

写真展「hiroshima」のオープニング・レセプションでスピーチを行う写真家・石内都（いしうち・みやこ）さん（10月13日、ＢＣ大学ＭＯＡ）撮影：妹尾翠　【「今週のトピックス」をご覧ください】

ケベック州イースタンタウンシップスの Saint-Benoit-du-Lac 修道院（撮影：デムスキー恵美）　【「今週のトピックス・秋のケベックをゆく」をご覧ください】

石巻市の被災地域を訪ねる
いつか実際にこの目で見たいと思っていた。東日本大震災の現場。10月19日、宮城県石巻市の被災地域を訪れることができた。
仙台駅からローカルの仙石線の電車に乗り、途中、鉄道が破壊され不通になっている区間をＪＲ臨時代行バス、そのあと、また電車に乗り換えてやっと石巻駅にたどり着いた。車窓からは、かの日本三景のひとつ、松島の美景とは裏腹に震災の爪あとが随所に見られ、やや緊張ぎみにさせられた。
石巻市の目抜き通りは愛称が「マンガロード」。その突き当たりに旧北上川が流れる。歩いて行くにつれ、市街から川沿いにかけての建物が相当、破壊されているのが目に入る。震災が起きた「３月11日」から７カ月以上が経過しているのに、まだ、壊れたままの家や店舗が多いのだ。
旧北上川の川面は穏やかで水はゆったりと流れている。とても住民を恐怖のどん底に陥れた自然のなせるわざが想像できない。亡くなった方々、いまだ行方不明の方々、悔しい気持ちでいっぱいであろう。
石巻市役所の広報広聴課を訪ねた。課長補佐の佐藤義則さんが応対、市の震災に関する情報をいろいろ説明してくれた。佐藤さんの話では、人口約15万人のうち５万人が避難生活をしているという。じつに市民の３分の１が避難者ということになる。これから冬を迎え、避難者が住む仮設住宅では外壁への断熱材の追加や窓の二重ガラス化など、行政にとっては防寒対策が時間との戦いとなる。
佐藤さんは、「支援金」「寄付金」「義援金」の扱いの違いについても説明、興味深かった。海外から寄せられる義援金は、一人ひとりの金額は多くはないが、被災した市民に徐々に行きわたっているそうだ。市内では復旧に向けた槌音（つちおと）も聞こえている。一日も早い復興を願わずにはいられない。
【編集部より】石巻のリポートは近日掲載します。

それでは今週も「e-nikka」をお楽しみください。（編集長　色本信夫）