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カナダからのつぶやき、円がまた高くなった（e-nikka）

カナダからのつぶやき、円がまた高くなった（e-nikka）

2011年07月29日(金) 16:02
カテゴリ: Twitter, e-nikka, お知らせ, カナダ, トロント, 中国, 北米, 和僑会, 国際, 地震, 日本, 観光
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トロント（カナダ）の e-nikka編集長・色本信夫さんから、e-nikkaメールニュース配信 2011年（平成23年）7月28日号が送られてきました。日本と中国の皆様へご案内いたします。

今週のe-nikkaから　2011年（平成23年）7月28日号
編集長　色本信夫

▲日本政府春の叙勲で旭日双光章を受章したＢＣ州の元カンバーランド村長、ウィリアム・モンクリフ氏（中央）夫妻と伊藤秀樹バンクーバー総領事（７月23日、カンバーランド村で行われた叙勲伝達式にて）写真提供：在バンクーバー日本国総領事館　【「今週のトピックス」をご覧ください】

▲平成23年度外務大臣表彰が決まったバンクーバー「さくらシンガーズ」音楽監督、ルース鈴木さん　【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

▲カリビアン・カーニバルの子供パレードで大人顔負けのダンスを披露する女の子（７月16日、トロント・ノースヨークにて）。７月30日（土）にはハイライトの「グランド・パレード」がレイクショア通りで行われる。撮影：平田誠　【「今週のトピックス」をご覧ください】

▲新企会オープン・チャリティー・ゴルフトーナメントでボランティアとして熱心に働いてくれた若者たちと実行委員の皆さん（７月24日、アンガスグレンＧＣにて）　【「コミュニティーニュース」「e-nikkaムービー」をご覧ください】

▲モントリオールに続いてトロントでも普及しつつあるレンタル自転車ＢＩＸＩ（ビクシー＝トロント市カレッジ・ストリートにあるＢＩＸＩステーション）　【「今週のトピックス」をご覧ください】

▲ＣＮタワーや高層ビル街、オンタリオ湖が見渡せる「180 PANORAMA」ラウンジ・レストランのパティオ（51階）　【「今週のトピックス・食べある記トロント編」をご覧ください】

■円がまた高くなった
円がこのところ、高値をつけている。７月27日には一時、１ＵＳドル＝77円台にまで上がってしまった。そこで対カナダドルで円はいくらなのか知りたくて、「e-nikka」トップページの「今日のカナダドル」をのぞいてみた。７月27日現在、１カナダドル＝82円、と出た。そうか、今、カナダドルは米ドルより強くなっているんだ、と改めて思い知る。ちなみに、この日、ＣＡＮ＄1.00＝ＵＳ＄1.05 だった。
円高はビジネス界に明暗をもたらす。日本の企業を例にあげると、海外に車を輸出している大手自動車メーカーは円が１円高くなると、200億円から300億円の損失をこうむるという。中小企業の社長さんが円高のニュースを聞くたびに命が縮まる思いを味わうという話もよく聞く。その一方で、外国から商品を輸入している日本の業者は、円高のおかげで利益アップにつながり、大歓迎といったところか。
東日本大震災で日本行きキャンセルが続出し大きな痛手を受けたカナダの旅行代理店は多い。トロントのあるトラベルエージェントの人と話したのだが、キャンセル手続きが済んで、ようやく落ち着きを取り戻しつつあるこの時期に、円高で日本への旅行を中止するお客が出てくれば、「泣きっ面に蜂」だとぼやいていた。
この円高、なんとかならないものだろうか。

■事故車両を土中に埋める！
中国で、日本の新幹線にあたる高速鉄道で脱線事故が発生、死傷者数百人。高速列車の車両が落雷で停止したところに、後続の列車が猛スピードで追突したのだという。信じられない事故だ。
さらに信じられないことが起きた。事故で高架橋からおよそ20メートル下に転落した車両を、中国当局はただちにブルドーザーで土を掘り、穴に埋めてしまったのである。この路線は開通して、まだ間もなく、事故原因もはっきり解明されていない。大勢の人々が「事故を隠蔽（いんぺい）するものだ」と激しく抗議すると、当局はいったん埋めた車両を掘り返した。いったい何をしようとしているのだろうか。
この大事故からたった１日半の後に高速鉄道の運行が再開され、事故車両が転がる現場の上を列車が通過して行った。理解に苦しむ。中国政府は威信をかけた高速鉄道でいきなり大事故を起こしたので、国民に事故の真相を知られたくないと考えているのだろうかやはり、スピードより人命が第一。事故原因を究明せずに運行再開はすべきではない。当局がどのような事故調査結果を発表するのか注目したい。
【編集部より】中国の高速鉄道事故についてあなたのご意見を編集部までお寄せください。

それでは、今週も「e-nikka」をお楽しみください。