最後まであきらめない(今週のe-nikkaから)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

Banff.JPG

トロント(カナダ)の e-nikka編集長・色本信夫さんから、e-nikkaメールニュース配信 2011年(平成23年)7月21日号が送られてきました。日本の皆様へご案内いたします。

動画: なでしこJAPAN 世界一 ワールドカップ決勝戦 日本 VS アメリカ

なでしこのニュース(Google) なでしこについてのブログ(Google

e-nikka_newlogo.gif

今週のe-nikkaから 2011年(平成23年)7月21日号

編集長 色本信夫

▲カナディアンロッキーのバンフでばったり出くわしたムース(撮影:渕上直美) 【「今週のトピックス・観光」をごらんください】

▲オンタリオ州クラークスバーグで催された「東日本大震災被災者支援ティータオル・プロジェクト」で、町の道路にずらりと展示された支援メッセージ入りのティータオル(7月16日、撮影:鈴木雅之) 【「今週のトピックス」をご覧ください】

▲ジャズ音楽とユニークな食事が楽しめるモントリオール Griffintown Cafe のお店 の外観(ココ・モントリオール誌より) 【「今週のトピックス・食べある記」をご覧ください】

▲新開店したトロントの日本料理「鰓(えら)レストラン」の経営者。(右から)北尾昭弘さん、フランク・L・ザングさん、ジェームス・タムさん(7月17日、オープニング式にて) 【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

■最後まであきらめない
とにかく、興奮の連続だった。ドイツ・フランクフルトで行われたサッカーの女子ワールドカップ(W杯)、強豪アメリカとの決勝戦。7月17日(日曜日)の午後、CBCテレビの実況中継で観戦した。「なでしこジャパン」が、まさか決勝まで進むとは想像していなかっただけに、「負けたとしても準優勝だ」などと気楽に見ていた。
前半、アメリカの攻撃がたび重なり、日本のゴールに何度もボールが飛んだが、そのたびにゴールの外側にそれたり、ゴールキーパーがしっかり防御したり・・・。ほっと胸をなでおろす一方で、「さすが、かなり手ごわい相手だ」。不安がよぎる。
後半に入って、ついに先取点を取られる。「こりゃ、まずいことになった」と、気楽に見ていたはずの気分が落ち着かない。ところが、そのあと、日本がゴールを取り1対1の同点。「なんだか準決勝のスウェーデン戦と同じになってきたぞ」と希望を持ち直す。
そして延長戦。前半、またもやアメリカに1点を取られる。延長戦後半に入る。日本勢は大奮闘しているのだが、なにしろ時間がない。「負けるかも・・・」と気分はやや重苦しくなる。ところが、ところが、です。終了3分前になって、日本が1点を入れたのだ。取られたら取り返す、この負けじ魂が「なでしこ」には備わっているのだろう。ここまで来ると、勝ち負けはとにかく、ニッポン女子の敢闘ぶりに脱帽するほかない。
2対2でPK戦にもつれ込み、日本の勝利。このときテレビの前でつぶやいた。「やっぱり優勝してよかった」。
「なでしこジャパン」は何年か前、親善試合でトロントを訪れる予定であったが、インフルエンザ騒ぎのため直前になってキャンセルしたことがあった。あの頃から名前は知っていたが、正直言って、世界的にそれほど強いチームだとは思っていなかった。
それが、このたび、世界一である。恵まれない環境で練習を重ね、不屈の闘志をはぐくんできたといわれる。そして、不遇のなかにあって、最後まであきらめなかった。この精神は貴重だ。彼女たちから大いに学ばせていただいた。
トロントの日本人サッカーチーム「JFT」の代表、渡部玲生(わたなべ・レオ)さんは、編集部に次のようなコメントを寄せてくれた。
「なでしこジャパン、世界一おめでとう。チーム一丸となり、最後まであきらめないひたむきな姿勢は、美しく感動的であっただけでなく、私たちに大きな勇気を与えてくれました。心からありがとうと言いたいです」
また、JFT7のキャプテン、門脇七奈さん(かどわき・なな)さんも、「アメリカに初勝利の舞台がW杯決勝戦でした。あきらめない熱さと、惑わされない冷静さ。『がんばる』って辛いことではなく『楽しい』ってことに気づかせてくれました。おめでとう!なでしこジャパン」と祝福の言葉を述べている。
東日本大震災、原発事故でうちひしがれ状態の日本人の心に、「なでしこ」が大きな希望と勇気を与えてくれた功績はじつに大きい。

■まいった! 記録破りの暑さ
トロント地方は7月21日(木)、気温がうなぎのぼり。予報では午後は「37℃」と言っています。まさに記録破りの暑さです。トロントの建設工事現場では「臨時休業」になった所が多く、サマースクールなどでも「臨時休校」にして、生徒に外に出ないよう警告するといった状態です。
熱中症にならないよう十分注意が必要。あちこちで水の事故も報じられています。エアコンの使いすぎで停電になるのではないかと心配です。おたがいに気をつけて、この熱暑を乗り切りましょう。

それでは、今週も「e-nikka」をお楽しみください。

e-nikka今週号 www.e-nikka.ca

関連エントリー
フレー、フレー、なでしこ!(e-nikka)
masaokato.jp/2011/07/15/072011
なでしこジャパン(KAN-FULL BLOG)
masaokato.jp/2011/07/19/194923

カナダ カテゴリのアーカイブ masaokato.jp/blog/international/canada
日本 カテゴリのアーカイブ masaokato.jp/blog/international/ja

ツイッター

joshi_reasonably_small.jpg

なでしこジャパン
@jfa_nadeshiko 世界の頂点
サッカー日本女子代表公式アカウント |(財)日本サッカー協会
www.jfa.or.jp/nadeshiko/

なでしこジャパン (jfa_nadeshiko) on Twitter
twitter.com/jfa_nadeshiko

bihorokato_icon4.jpg

加藤 雅夫
@bihorokato 北海道美幌町
みなさま、イランカラプテ!日本と世界の人々と共に“平和心”を大切に育てる事が私の願いです。Guitar Mandolin Music 美幌音楽人
masaokato.jp

加藤 雅夫(bihorokato) on Twitter
twitter.com/bihorokato

このページの先頭へ戻る

1 件のコメント

  1. なでしこジャパン高瀬さんに栄誉賞

    北見出身、準決勝スウェーデン戦では試合に出場
    小谷市長、記者会見で明らかに「8月にも直に手渡したい」
     サッカー女子ワールドカップドイツ大会で優勝した日本代表チームの高瀬愛実さん(20)に北見市の奨励表彰栄誉賞が贈られる。小谷毎彦市長が22日、記者会見して明らかにした。

     代表メンバーの高瀬さんは、7月14日の準決勝・スウェーデン戦で試合に出場した。

     高瀬さんは中学卒業時まで北見市に在住。中学時代から釧路市のクラブチームに所属し、サッカーの名門、北海道文教大学明清高校(札幌市)に進学した。北海道の高卒新人で初のプロ契約選手としてINAC神戸レオネッサに入団。22年から日本代表選手に。

     小谷市長は「世界の舞台で輝く高瀬さんは市民にとっても誇り。若いのでロンドン五輪でも活躍してほしい」と話していた。表彰状は小谷市長と高瀬さんのスケジュールを調整して「8月にも直に手渡したい」と小谷市長。
     栄誉賞はスポーツ、芸術など世界に通じる活躍をした人に贈られる賞で、これまでカーリングの本橋麻里さんら9人が受賞している。(粟)

    北見 網走 オホーツクのフリーペーパー経済の伝書鳩
    2011/07/25掲載(北見市/話題・スポーツ)
    denshobato.com/BD/N/page.php?id=54260

    加藤 雅夫 より 2011 年 7 月 25 日 12:40

コメントをどうぞ

  • お名前とメールアドレスは必ず入力してください。
    (メールアドレスは管理者にのみ通知され、コメント一覧には表示されません)
  • いただいたコメントは管理者の承認が必要となる場合がありますのでご了承ください。

このページの先頭へ戻る