地域の“力持ち”を連載(経済の伝書鳩)

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北見 網走 オホーツク日刊フリーペーパー経済の伝書鳩が人知れず地域に貢献する人や、地道なボランティア活動に身をおく人達にスポットを当てる「地域の“力持ち”」を連載される。 うるおいの伝書鳩になれ! (美幌町 加藤雅夫)

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連載 地域の“力持ち”

人のために、まだまだ
ボランティアセンター・ところ 登録8年目 男性(68)
 人知れず地域に貢献する人や、地道なボランティア活動に身をおく人達にスポットを当てる「地域の“力持ち”」を連載します。こつこつと積み重ねる善意が、言葉にならない感謝へとつながり、心温まる輪となって地域を潤しています。

気づいたら周囲と一緒に動いて…
 小さくとも何かさせてもらうことに喜び
 北見市内のボランティアセンター・ところに所属する市民ボランティアの男性(68)。ボランティア登録して8年目。「まだまだ頑張れる」と笑う。

 男性は常呂漁協の職員だった当時、陸上競技の体育指導員や審判員を務めるほか、20年以上続く「サロマ湖100キロマラソン」のボランティアスタッフとして活動し、30年以上にわたり常呂のスポーツ振興にかかわり身を粉にしてきた。

 退職と同時にボランティア登録した。現在は常呂自治区内の独り暮らしのお年寄り30世帯に、夕食の弁当を届ける配食ボランティアと、子ども達やお年寄りを車で送る送迎ボランティアも続けている。

 「なぜボランティアに」の質問に「理由はありません。当時、周囲の人達を見て気づいたら一緒に動いていました。人に何かをさせてもらうことは、とにかく楽しいことですよ」と精神的豊かさが伝わる言葉が返ってくる。

 配食ボランティアの際、お年寄りと会話することが一番大切という。「弁当を届けた時、お年寄りの反応や動き、表情などを観察し、ちょっとでも変だと感じたらセンターに報告します。病気であったり精神的な悩みがあるかもしれないので」と、お年寄りの「SOS」を見抜くことを心がけている。

 これまでを振り返って「漁協時代、漁の最盛期でもボランティアに出向く私を、上司や仲間達がいやな顔ひとつせず送り出してくれました。周囲の理解がなかったら続けられていない」と話す。夫人(63)への感謝の言葉はまだ心の奥にあるという。

 「私から見れば、ボランティアセンターの職員の人達の熱心さに頭が下がる。まだ、私も頑張るつもりですが、若い人達にもぜひ仲間になってほしい。ボランティアはやらされるものではないので『小さくとも何かしたい』と自分で感じたときにセンターに電話してくれたら、うれしいですね」 (澄)

経済の伝書鳩 2011/03/08掲載(北見市(常呂町)/社会・本紙連載)
http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=50758

北見 網走 オホーツクのフリーペーパー経済の伝書鳩 http://denshobato.com/


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※この動画は「経済の伝書鳩」とは関係がありません。

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加藤 雅夫
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