日本と東南アジア諸国で愛好されてきた楽器

大正琴は、日本の楽器です。
The Taishogoto is a Japanese musical instrument.
写真(1984): 美幌町明和大学「大正琴クラブ」(昭和59年)

大正琴協会から功労者表彰

北見の指導者、普及貢献で
 北見を中心に大正琴を指導する女性(62)が社団法人大正琴協会から普及貢献の功労者として表彰された。女性は琴伝流大正琴「琴萌会(きんほうかい)」の代表。「何といっても会員みなさんのおかげ。いろいろ助けていただきながら充実した20年を過ごしてこられました」と喜んでいる。

 女性は子どものころから音楽が好きで、さまざまな楽器に挑戦してきた。大正琴は19歳で一度触れたが、再び手にしたのは平成元年になってから。2年には琴伝流のアンサンブルによる演奏を聞き、衝撃を受けて同流派に所属。琴萌会を結成し、月1度札幌に通って学ぶ日々を過ごした。

 クラシック、ポップスなど、ジャンルを問わずにレパートリーに加え、施設やイベントで積極的に演奏活動を行っている。学校での指導、子ども教室の開催など、大正琴の普及に努める。「少しでも大正琴のすそ野を広げるのが私の役目だと思っています。楽しさを知ってもらえるように大正琴に触れてもらいたい」と考える。

 日本武道館、大阪城ホールといった大会場での演奏会にも会員とともに出演してきた。「一人ひとりの音を合わせるとダイナミックな音楽になります。思いやりや優しい気持ちがないと良い音楽にならない。人と人の輪が一番大切なんです」と話す。

 表彰式には出席できなかったが「会員のみなさんが喜んでくださって、お祝いしてくれたことが何よりもうれしかった」とほほ笑む。

 「とても充実した20年でした。大正琴は手軽にできる楽器ですが奥が深い。一生勉強です」とさらに意欲をみせている。 (菊)
MEMO
 社団法人大正琴協会は、琴修会、琴城流、琴生流、琴伝流の4流派により、生涯学習としての大正琴の普及などを目的に平成5年に設立された。平成10年から大正琴の普及発展に寄与した人を功労者として表彰している。

 また大正琴は大正元年にタイプライターと八雲琴(二絃琴)の構造を組み合わせて発明され、来年で誕生百年を迎える。

オホーツクフリーペーパー伝書鳩 2010/06/18掲載(北見市/話題・文化)

 

北見で「ありがとうコンサート」

琴伝流大正琴琴萌会が20周年 OBも出演
6月27日
 琴伝流大正琴琴萌会(きんほうかい)の第20回発表会「創立20周年ありがとうコンサート」が27日(日)午後1時から、北見芸術文化ホールで開かれる。かつて学んでいたOBも出演し、全員で20年の歴史を祝う。入場無料。

 同会は会主らにより平成2年に結成。みんなで20年を祝いたいと、これまで所属していた人にも声をかけたところ15人が賛同、再びステージに立つことになった。

 当日は小学生から大人まで80人以上が出演。「枯葉」「剣の舞」や郷土芸能北見飛龍太鼓との「元禄花見踊」、日本舞踊と「みだれ髪」などコラボレーション演奏も行う。

オホーツクのフリーペーパー伝書鳩 2010/06/22掲載(北見市/告知)

 
大正琴「アルハンブラ宮殿の想い出」(スペイン)

大正琴「アムール河の波」(ロシア)
アルト大正琴「津軽じょんから」(日本)
大正琴「津軽じょんからデュオ」(日本)
Mountain Dulcimer(ダルマシー)「朝食前にウィスキーを」
(この動画は、今回の演奏会とは関係がありません。)

 
大正琴(Taishōgoto) – Wikipedia

Taisho_goto.jpg

大正琴(たいしょうごと)は、木製中空の胴に2~12本の金属弦を張り、簡単な鍵盤(キー)を備え、鍵盤を左手で押さえて右手の義甲(ピック)で弾いて演奏する、琴(弦楽器)である。

大正琴協会 – Wikipedia
社団法人大正琴協会(しゃだんほうじんたいしょうごときょうかい)は、名古屋市中区に本部を置く文部科学省所管の公益法人。

 
※ 関連リンク

社団法人大正琴協会(Taishokoto Association)
http://www.taishokoto.or.jp/

 
※ 関連エントリー

加藤雅夫のあゆみ 30代 1977〜 – 美幌音楽人 加藤雅夫
http://masaokato.jp/history/ad1977

 
※ Twittwe

加藤 雅夫(bihorokato) on Twitter
http://twitter.com/bihorokato

このページの先頭へ戻る

7 件のコメント

  1. 琴伝流大正琴の北海道大会
    北見市民会館 7月18日
     琴伝流大正琴全国普及会主催の第16回北海道大会が18日(日)午前10時半から、北見市民会館で開かれる。入場無料。 同流派は昭和49年に発足し、アルト、テナー、ベースのアンサンブル演奏をするのが特長。北海道大会が北見で開かれるのは初めて。 管内で活動する音夢の会、琴萌会を始め、札幌や苫小牧、帯広のほか東京、山梨からも出演。それぞれグループごとに「元禄花見踊」「軍隊行進曲」「愛のままで…」などさまざまなジャンルの44曲を演奏する。

    ※ 北見・網走・オホーツクのフリーペーパー伝書鳩Web 2010/07/12掲載(北見市/告知・文化)

    加藤 雅夫 より 2010 年 7 月 12 日 13:16

  2. 琴伝流大正琴北海道大会

    道内外から参加“共演”
     琴伝流大正琴の第16回北海道大会が18日、北見市民会館で開かれた。北見では初めての開催。道内各地から集まったグループが練習の成果を披露した。

     管内の音夢の会、琴萌会をはじめ札幌や苫小牧、遠く山梨県で活動するグループも出演した。

     音夢の会の36人による「ファンタジア〜アムールからの妖精」の演奏からスタート(写真)。東京都八王子市から参加した彩苑会は尺八とともに「名月赤城山」を演奏し、大きな拍手を受けた。

     そろいの衣装に身を包んだ出演者達は歌謡曲やクラシック、童謡など全部で44曲を披露。大正琴独特の哀愁漂う音色が会場を包み込み、来場者を魅了した。(菊)

    ※ 済の伝書鳩Web 2010/07/20掲載(北見市/行事)

    加藤 雅夫 より 2010 年 7 月 20 日 13:15

  3. 全国の晴れ舞台で演奏

    北見の琴伝流大正琴「琴萌会」の4人
    選考会を通過、北海道から1グループ
     北見の琴伝流大正琴琴萌(きんほう)会のメンバー4人によるグループ「サウンドハープ」が、このほど東京都の日比谷公会堂で開かれた、第23回琴伝流コンサートに出演を果たし、大舞台で力いっぱい演奏を披露した。

     出演者は選考会で決められ、琴伝流大正琴を学ぶ人達にとって目標のひとつになっている。

     思い出作りのためにコンサートに挑戦したいと、昨年7月に指導者の4人でグループを結成。練習を積み重ね、4月の選考会を通過し、同会から初の出演を決めた。

     曲は「枯葉」。北海道からは唯一の出演となり、心を一つにして全国から集まったグループの中で堂々と音色を響かせた。メンバーは「落ちついて演奏ができ、力を出し切れました。温かく応援してくれた家族や仲間達に心から感謝します」と話している。 (菊)

    ※ 経済の伝書鳩Web 2010/07/26掲載(北見市/行事)

    加藤 雅夫 より 2010 年 7 月 27 日 04:51

  4. 8月21日・美幌で明和大学「学校祭」: 美幌町内の高齢者が学ぶ、明和大学の第8回学校祭が21日(土)午前10時〜午後2時、町マナビティーセンターで開かれる。 舞踊などの芸能発表、ゲーム大会、園芸などの展示発表が行われる。焼き鳥、そばなどの縁日も行われる。問い合わせは事務局の同センター(TEL 0152−72−2300)へ。

    経済の伝書鳩Web 2010/08/16掲載(美幌町/行事・告知)

    ※ 美幌町明和大学「大正琴クラブ」の演奏発表はプログラム第1番です。午前10時30分頃です。とうぞお聴きください。(美幌音楽人 加藤雅夫)

    加藤 雅夫 より 2010 年 8 月 16 日 17:37

  5. 10月24日・大正琴「音夢の会」メモリアルコンサート

    創立20周年記念、北見芸文ホールで
     琴伝流大正琴「音夢の会」主催のメモリアルコンサートが24日(日)午後1時から北見芸術文化ホールで開かれる。入場料は500円。小学生以下無料。

     同会の創立20周年記念事業で北見菊まつりの協賛。「大正琴100年の時」と題して「宵待草」「六段の調べ」など27曲を披露する。

     特別ゲストに広島県から岩澤幸子さん、小山なぎささんを招く。

    伝書鳩Web 2010/10/19掲載(北見市/告知)

    加藤 雅夫 より 2010 年 10 月 19 日 13:48

  6. 網走の大正琴「全国」で活躍

    「スマイルキッズ」が優秀賞
     琴伝流大正琴琴萌会の網走の子ども達によるグループ「スマイルキッズ」が、このほど愛知県で開かれた全国子ども大正琴コンクール(大正琴協会主催)ビデオ参加部門で優秀賞に輝いた。また同会の「リトルオホーツク」も同部門で奨励賞を受賞した。

    「子どもコンクール」ビデオ参加部門で受賞
    「リトルオホーツク」も奨励賞
     ステージで演奏するライブ部門と遠方でも参加できるように設けられたビデオ部門に分かれており、流派に関係なく参加できる。全国からソロ、団体合わせて37グループが出場した。

     スマイルキッズは小学6年から高校1年生までの5人グループ。「アイネクライネナハトムジーク」を演奏した。

     ビデオ部門は優秀賞以上のグループのみ、会場で映像が流れる。指導する同会の会主は「会場で流れたスマイルキッズの演奏に大きな拍手が起こりました。やったという感じでしたね」と振り返る。

     これまで2年連続奨励賞で優秀賞は初めて。最優秀賞に該当するグループがなかったため、1位に相当する成績になった。メンバーは「また来年も挑戦して次は最優秀賞を」と意欲をみせている。

     リトルオホーツクは小学4年から高校1年生までの12人。伝統文化子ども教室から誕生した。初出場ながら「剣の舞」というテンポよい曲を弾きこなし、奨励賞を受けた。

     会主は「コンクールのレベルは年々高くなってきていると感じます。子ども達は大人と違った感性を持っています。どんどんいいものになっていくと思うので、また頑張ってほしい」とエールを送っている。 (菊)

    伝書鳩Web 2010/11/05掲載(網走市/話題・文化)

    加藤 雅夫 より 2010 年 11 月 6 日 13:48

  7. 初の大正琴コンサート
    北見のピアソン記念館で
    5月12日

    北見市内在住の大正琴奏者、仁木奈々華さんと南和華奈さんのコンサートが12日(土)午後2時から、市幸町のピアソン記念館で開かれる。同館内での大正琴の演奏は初めてで、2人は多くの来場を呼び掛けている。入場無料。申し込み不要。

    仁木さんが「大正ロマンあふれる記念館で大正琴を演奏したい」と開催を熱望、市教委の許可を受けた。当日は「アメイジング・グレイス」「アヴェ・マリア」など5曲を演奏する。

    北見・網走・オホーツクのフリーペーパー「経済の伝書鳩」 2012/05/08掲載(北見市/告知)
    http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=61048

    ピアソン記念館 の検索結果 – 美幌音楽人 加藤雅夫
    http://masaokato.jp/ピアソン記念館

    加藤 雅夫 より 2012 年 5 月 9 日 05:57

コメントをどうぞ

  • お名前とメールアドレスは必ず入力してください。
    (メールアドレスは管理者にのみ通知され、コメント一覧には表示されません)
  • いただいたコメントは管理者の承認が必要となる場合がありますのでご了承ください。

このページの先頭へ戻る