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第12回北海道スーパージュニアスキー選手権大会（北海道スキー連盟）

第12回北海道スーパージュニアスキー選手権大会（北海道スキー連盟）

2015年04月21日(火) 18:52
カテゴリ: Facebook, Twitter, お知らせ, オホーツク, スポーツ, 北海道, 美幌町
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第12回北海道スーパージュニアスキー選手権大会（北海道スキー連盟）
12th Hokkaido Super Junior Ski Championships (Hokkaido Ski Association)

連載スポーツ一直線
2015/04/20掲載（美幌町／スポーツ・本紙連載）

美幌中1年女子生徒

道内最高峰の小・中学、高校生のスキー技術選、第12回北海道スーパージュニアスキー選手権大会（北海道スキー連盟主催）が旭川市のカムイスキーリンクスで開かれ、美幌町の2選手が入賞した。女子生徒（美幌中1年、当時美幌旭小6年）が小学女子の部で管内勢最高の3位。スキーチームに籍を置かない無所属の選手ながら好結果を残した。高校男子の部では佐藤維吹さん（美幌高校3年卒）が7位入賞し、高校生活有終の美を飾った。

スキー技術選スーパージュニア
全道　小学女子の部で管内勢最高の3位
スキー検定テクニカル挑戦へ

ターンの美しさなどスキー技術を数種目で審査する、難関の大会。レベルの高い一線級のジュニア選手が全道各地から出場した。

女子生徒は「学校のスキー授業に困らない程度に」と小学1年でスキーを始めた。以来、スキーが面白くなり、持ち前の身体能力も手伝って4年生の時にはすでにスキー検定1級に合格。小学生が受けられるそれ以上の検定はなくなり、5年生からは大会出場へと目標を切り替えた。

すると2年目でさっそく、結果。今季から審査基準が変更され、多くの選手達が戸惑うなか、安定して上位に名を連ねた。荒れたバーンや慣れない不整地滑降に対応し、適応能力の高さを示した。

そんな頑張り屋の女子生徒には、練習の際、美幌のリリー山や北見の若松市民スキー場で多くのスキー関係者がアドバイスをくれる。「皆さんに気に掛けて、助けてもらっています」とスキー未経験の両親。現美幌高校3年で道強化指定選手の佐藤楓音さんら「たくさんの方に声を掛けてもらえるのが嬉しい」と女子生徒。大会直前には若松スキー場で、ほとんど経験がなく不安だった制限滑降の練習もできた。「おかげで大きく順位を下げなかったのが大きいです」。

女子生徒は夜間のスキー教室に通ったほかはスキーの専門誌やDVDを見たり、父親が撮ってくれるビデオを通じ、ほぼ独学で勉強している。練習は美容師の両親が仕事を終えてから。「今日は止めとこうか」と言っても、1時間でも滑れる日は「娘のほうが必ず、行くと言うんです」と送迎役の父。145センチ余りの小さな体で昨季までは大回り種目が苦手だったが、今季はこれを改善。「縦の入りでスピードをつけ、腕も大きく使うよう工夫した」という今大会では大回りは全道ナンバーワンだった。

直前の全道ジュニア技術選小学女子に続き、総合3位の銅メダルにも「本当は違う色（金）が良かった」と悔しさをにじませる美幌のスーパー中学生。スキー場で出会った人達に感謝し、来季は中学生以上が受けられる検定・テクニカルプライズ取得に挑戦する。 (寒)

（掲載写真）
高校男子の部入賞の佐藤維吹さんと女子生徒