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試合に負けてもゴミ拾い。（ちょっといい話）

試合に負けてもゴミ拾い。（ちょっといい話）

2014年06月21日(土) 1:56
カテゴリ: Facebook, Twitter, e-nikka, お知らせ, カナダ, スポーツ, トロント, 北海道人, 国際, 日本, 日本映画, 観光, 音楽
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トロントから、
e-nikkaメールニュースが配信されました。
日本と世界各地の皆様へご案内いたします。

日加タイムス e-nikkaのメールニュース。（2014年6月19日の配信）

今週のe-nikkaから
2014年（平成26年）6月19日号

日加タイムス e-nikka
編集長・色本信夫

ニューファンドランド州セントジョンズ市の港をふさぐように押し寄せた巨大氷山と見物する人々（６月15日、撮影：石渡文子）
【「読者ひろば・氷山第３弾」をご覧ください】

トロント交響楽団の日本ツアーで指揮棒を振る小澤征爾氏（1969年）　国際交流基金トロント日本文化センターで開催中の「小澤征爾写真展」より
【「今週のトピックス・写真展」をご覧ください】

NHK連続テレビ小説「花子とアン」の修和女学校のモデルとなった東洋英和女学院の卒業生による「桜プロジェクト」一行が６月15日、同校創立者のマーサ・カートメル宣教師の出身教会（オンタリオ州ハミルトン市）を訪問した。一行はハミルトン、ソロルド両市で桜を植樹（撮影：平田誠）
【「今週のトピックス」をご覧ください】

トロントの「エキゾチックカー・ショー」会場にずらり並ぶ真っ赤な Ferrari 。観客はブローア・ストリートに敷かれたレッドカーペットを歩きながら見学（６月15日）
【「写真リポート」をご覧ください】

ミュージシャンのジェシカ・スチュアートさん
レコード店を経営する安部晃弘さん
（６月11日、国際交流基金日本文化センターで開かれたトークショー「talk × GENTEN」にて）
【「今週のトピックス」をご覧ください】

ストラスブール通りのパリで最も古い門といわれる「サン・ド二の門」。パサージュ（アーケード商店街）の近くに建っている（撮影：いろもとのりこ）
【「世界の街角から・パリのパサージュ（その２）」をご覧ください】

【視点】

試合に負けてもゴミ拾い──ちょっといい話

サッカー・ワールドカップ（W杯）は第一次予選が終わって、ますますヒートアップしている。トロントの街頭では地区によって、それぞれ出身国の国旗を車になびかせ、クラクションを大きく鳴らして走る光景が見られ、にぎやかだ。
それにしても６月14日、日本が初戦相手のコートジボワールに１−２で負けたのは残念だった。この夜、オンタリオ湖畔にあるサッカーワールド・ドックスでは、トロントの日本人サッカーグループ「JFT」主催のイベントが行われ、コートジボワール戦をスクリーン観戦する大勢の人でにぎわった。トロント日系文化会館（JCCC）小林ホールでもサッカーファンが日本チームに声援を送ったのだが、試合の結果にがっかりした表情だった。
こんなハッピーではない状況のなか、心をなごませてくれるうれしいニュースに接した。
「負けてもゴミ拾い・・・世界が称賛、日本人サポーター」──ブラジル・レシフェの競技場で観戦した日本人サポーターが、スタンドのゴミを拾ってから帰ったことが世界各国のメディアに取り上げられたのだ。
日本の新聞やNHKニュースによると、日本人サポーターたちは、青色のビニール袋をふくらませて、風船のようにしたものを手に持ち、振って応援した（ブルーは日本チームのカラー）。試合が終わると、いっせいにその袋を使ってスタンドのゴミを集めて回った。この様子を他の国の観客が写真やビデオに撮り、フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアに載せたのである。
反応は大きかった。ブラジルの有力紙は「日本は試合には負けたが、礼儀の面で大きなポイントを獲得した」との記事を掲載。読者から「市民の模範」とか「得点は１億点」などと書き込みがあった。スペイン語圏でも同様の報道があったという。
イギリスでは有力紙の電子版が「日本の観衆がW杯の会場でゴミを集めたことは、他国のサッカーファンにショックを与えた」と、ゴミ拾いの場面の写真２枚入りで掲載した。
韓国のメディアは「敗北の衝撃に包まれながらも、破壊的な行動をせず、ゴミを拾い始めた」と称賛。さらに中国でもインターネットニュースで伝えられ、国営新華社通信の中国版ツイッターには「中日関係は落ち込んでいるが、日本の良い伝統は学ぶ価値がある」などの書き込みがあったそうだ。
日本には昔から「立つ鳥、跡を濁さず」という諺（ことわざ）がある。そして多くの日本人の心の中にこの教訓がしみ込んでいるのであろう。
とかく、物事が終わったあと、知らない土地に旅行したときなど、「後は野となれ山となれ」「旅の恥はかき捨て」といったマナーに反する行動をとる人がいるが、やはり、どのような状況下にあろうとも、跡を濁さない心がけは大切だと思う。
日本の代表選手たちはこうした心がけの良いサポーターの応援を受けて、ギリシャ、コロンビアに勝って次へ進んでもらいたいものだ。

それでは、今週も「e-nikka」をご愛読ください。

＜今週のトピックス＞

【ハミルトン／ソロルド】
感謝の桜がいつか満開する日を夢見て
東洋英和女学院「桜プロジェクト」訪問団来訪

【世界の街角から】
エジプト、インドなどエスニック系のお店
パリのパサージュ（アーケード商店街）【その２】

【トーク・イベント】
定着したイベント、第４回「talk x GENTEN」
日本とカナダ、ボクらの”GENTEN”を見つめる
テーマ「自分らしく生きるには・・・」

【写真リポート】
ブローア街で「エキゾチックカー・ショー」
クラシックカー、ユニークな車が多数陳列

【追憶1960年代】
小澤征爾写真展、交流基金で開催中
トロント交響楽団ゆかりの人々が集う

【今週のおすすめ本】
だから僕は、前に進める。
清武弘嗣
ワニブックス
1600円（＋税）

＜読者ひろば＞

イチゴのシーズン、たけなわ
バンクーバー地域の６月はイチゴの季節

200 万本のゆりが満開！
大阪・舞洲（まいしま）の「ゆり園」

ニューファンドランド州の氷山・第３弾
巨大氷山が港に押し寄せました！

JFT主催サッカーワールドカップ観戦
日本代表チームに声援を送りました！

＜コミュニティー・ニュース＞

トロント日本映画祭の開幕レセプション盛況
「武士の献立」にちなみ懐石遊膳橋本が料理展示

バンクーバー総領事館125周年「出張セミナー」
日本での「出版デビュー」「相続問題」講演会

トロント国語教室
第31回目の卒業式＆修了式

神戸の障がい者音楽グループ「コスモス」
フェイマス・ピープル・プレイヤーズで演奏

第７回日本書道公募展
カナダの入賞者発表、10月19日から展覧会

千葉・宮崎県人会合同ピクニック
７月20日（日）ハンバーリバー河畔で開催

山本栄二トロント総領事に帰国辞令

「夏祭り＆盆踊り」花火大会も！
７月12日（土）午後３時からJCCC

＜おでかけガイド＞

トロント・ビール祭り
７月25日～27日、CNEバンドシェルパーク

通常より低価格で食事が楽しめる！
トロントのレストラン約150軒、７月４日～20日

ビーチジャズ・フェスティバル
７月18日（金）～27日（日）

ホンダ・インディ・トロント
７月18日－20日エキシビションプレース

ロジャースカップ
８月上旬トロント／モントリオール

ガーシュウィン特集コンサート
６月20日＆21日、ロイトムソンホール

トロント「ウオーターフロント・フェスティバル」
６月20日（金）・21日（土）・22日（日）

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