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スキーの選手、佐藤維吹（Ibuki Sato）

スキーの選手、佐藤維吹（Ibuki Sato）

2014年04月10日(木) 18:57
カテゴリ: Facebook, Twitter, アジア, オホーツク, オリンピック, スポーツ, 北海道, 北海道人, 北見市, 国際, 日本, 東アジア, 美幌町, 韓国
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スキーの選手、佐藤維吹（Ibuki Sato）

連載スポーツ一直線
2014/04/09掲載（美幌町／スポーツ・本紙連載）

美幌・佐藤維吹選手

2年連続、道ジュニア強化指定選手に－。スキーチーム・オホーツクSジュニアに所属する美幌町の佐藤維吹選手（美幌高校新3年）が技術選の第11回北海道スーパージュニアスキー選手権大会高校男子の部（3月23日、旭川市カムイスキーリンクス）で2年連続入賞を果たした。管内勢で唯一の入賞。負けず嫌いの性格とともにライバルとも仲良しになれるメンタル面の奥深さが難関大会の好成績に結びついている。

スキー技術選・道スーパージュニアで2年連続入賞
強豪に臆せず、強化指定選手に
持ち前のコミュニケーション能力で

小学5年から本格的にスキーを始め、地元の少年団を経て中学2年のとき、北見若松市民スキー場で練習するオホーツクSジュニアの門をたたいた。負けた悔しさからの転向でその後、技術を磨き、高1のときには合格率1～2割といわれる基礎スキーの最高位、クラウンプライズに合格する。全日本スキー連盟公認のこれ以上ないとされる技能テストで、高校生が取得するのは稀だった。

　技術選の北海道スーパージュニアスキー選手権は小・中学、高校生スキーヤーの強化・育成を目的に、北海道スキー連盟が主催。道内の一流ジュニア選手約250人が出場した。

　4種目の採点合計で競い、選手は大回り、小回りの2種目は各上位5番に位置づけた。一方で、こぶだらけのバーンを滑る不整地小回りや、年に数回しか練習していないポール（旗門）競技のGS（ジャイアント・スラローム）ではアルペン競技が盛んな雪の多い地域の選手にかなわず、総合では前年に続き10位。

　「大回り、小回りでは技術選に向けて練習してきたことはできたかな」と佐藤選手。また、「札幌や小樽などの強豪勢もあまり意識せずに自分の滑りができた」とも。

　昨年まではどうしても本場の選手に対して、変な気負いがあった。しかし、昨秋のジュニア強化指定選手の合宿などを通じて、札幌勢などとも気楽に声を掛け合ううちに、そんな過剰反応も消えたそう。持ち前のコミュニケーション能力で連続入賞を果たした。夏季にはインラインスケートで体力増強を図るほか、陸上競技も手がける2刀流。多様な経験がさらに精神面の強さにつながっていきそうだ。 (寒)

（掲載写真）
選手の滑りは北見スキー学校スタッフブログ「ほんわか☆マツ」でも見られる